協同組合とは

coop-1s 協同組合とは、共同で所有し民主的に管理する事業体を通じ、共通の経済的・社会的・文化的なニーズと願いを満たすために自発的に手を結んだ人々の自治的な組織である国際協同組合同盟(ICA:International Co-operative Alliance)の定義)

協同組合とは、人と人の結びつきによる非営利の協同組織です。
日本をはじめ世界各国にさまざまな協同組合がありますが、どの協同組合も、参加する組合員の願いを実現するために人々が自発的に手を結んだ組織です。
 生協以外の協同組合には、農業協同組合(農協)や漁業協同組合(漁協)、森林組合、事業協同組合、労働者協同組合、住宅協同組合、信用協同組合などがあります。 また、世界の協同組合がつくる国際組織として国際協同組合同盟(ICA:International Co-operative Alliance)があります。 ICAには、世界96カ国から生協、農協、漁協、森林組合、労働者協同組合、住宅協同組合、信用協同組合など、あらゆる分野の271協同組合組織が加盟しており、組合員の総数は、10億人を超えます(2013年3月現在)。ICAは、国連に登録された世界最大のNGO(非政府組織)です。日本生協連は1952年に加盟しました。  ICAは、1995年のICA100周年記念大会(イギリス・マンチェスター)で、「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」を採択し、「協同組合の定義・価値・原則」を定めました。 この原則は、世界中のさまざまな協同組合の指針となっており、日本の生協もこの原則に基づき運営されています 日本の国際協同組合同盟(ICA)加盟組織がつくる全国組織として、日本協同組合連絡協議会(JJC=Japan Joint Committee of Co-operatives)があります。 国内の協同組合間の連携や、世界の協同組合との連携強化を図ることを目的に、1956年に設立されました。ICA総会などへの参加をはじめ、協同組合の国際活動に伴う連携・協力などの活動を進めています。 2013年3月現在、日本生協連などの14団体が加盟しています。

2012国際協同組合年 2009年12月の国連総会で、2012年を「国際協同組合年」(International Year of Cooperatives=IYC)とすることが決議されました。これは、世界が抱える貧困、金融・経済危機、食糧危機、気候変動などをはじめとする現代社会の重要課題の解決に向けて、協同組合が大きな役割を果たすことを期待したものです。日本の生協では、国内の協同組合と連携して、現代における協同組合の価値や役割について、広くアピールしました。