生協とは

coop-1s 生協は、正式には「生活協同組合」といいます。生協を表すことばに「コープ」がありますが、これは、「協同組合」を表す英語
「Co-operative(コーペラティブ)」の「Co-op」を日本語読みにしたものです。


生協は組合員の組織
  生協は、消費者一人ひとりがお金(出資金)を出し合い組合員となり、協同で運営・利用する組織です。
「こんな商品が欲しい」「こんなサービスがあると便利」といった、くらしの中から生まれるさまざまな「ねがい」を、組合員が力をあわせることで実現しています。

生協はひとつなの?
 全国各地にさまざまな生協がありますが、それぞれが独立した法人として運営されています。地域を活動の場として購買事業などを行う生協(地域生協)や、医療事業を行う生協(医療福祉生協)、大学の学生や教職員のための生協(大学生協)などがあります。それぞれの生協ごとに、組合員が参加して事業方針などを決定する総会・総代会を持ち、組合員から選ばれた理事会が業務を行っています。

生協の事業と活動
  生協は、組合員のふだんのくらしを支える「事業」に取り組むほか、組合員一人ひとりが、自分のくらしの中から関心を持って自主的に「活動(組合員活動)」を進めることを応援しています。組合員の自主的な活動は多様に広がり、一人ひとりのくらしの見直しや新しい社会システムの構築・定着に貢献しています。

「事業」や「活動」で取り組むテーマはさまざまですが、「人間らしいくらしの創造」という目的は共通しています。

国民生活の安定と生活文化の向上
 生協法は、自発的なくらしの協同組織である生協を発達させることを通じて、豊かで安定した国民生活に役立てることを目的としています。

組合員への最大奉仕と非営利の精神
 生協の事業は、組合員のくらしに奉仕するものでなければならず、営利目的に事業を行ってはならない、としています。

組合員は生協を利用し、生協の運営に参加できる
 生協の組合員は、自分が経済的・文化的なメリットを享受する権利(自益権)と、生協の運営に参画する権利(共益権)を持つ、としています。

生協の組織運営
 生協は組合員によって構成される組織です。生協の事業や活動を進める上で、組織としての意思を決定し、それに基づいた運営を行うためには、役割を持つ人や会議体が必要になります。そうした人や会議体を「機関」と呼びます。 

生協の機関運営