ニュース第11号

2015.5.21 福祉生協設立発起人会事務局

「あさひかわ福祉生協創立総会」萩原代表の挨拶(抜粋)
高齢者社会を迎える中で、人が人として大事にされないのが日本の現状です。私たちが力を合わせ人間らしさを取り戻す、それを支援する組織として福祉生協を立ち上げようとするところです。(中略)ここで言いたいことは、国が進める制度だけではお年寄りの笑顔は取り戻せないこと、それから私達自身が今までやってきたことがそのまま踏襲するだけでは駄目で、やはり市民感覚でもって、或は皆の力を出し合って、そこで何か新しいものが生まれるのではないかと思っています。その意味で、福祉生協の中で皆が話し合うことによって良い考えが、そして良い考えに基づいて実行していくことが大事ではないかと思っています。年いくと、施設に入られる方が圧倒的に多いです。家族としても介護が大変ですから施設に入って貰いたいという気持ちがある。そしてお年寄りたちは、そうですかと言って入っていくんです。それが耐えているのか、喜んでいるのか、我慢しているのか、色々な思いが錯綜する訳です。
私も含め戦後ですね、みんなそういう時代を生きた人達は耐えることを知っています。だけれども、戦後70年というこの時代を過ぎた中で、辛いことは辛いという、そういう思いを出してきた私達ですから、耐える力は持っているけれども、やはり嫌なものは嫌だと。だけど我慢している。そういうお年寄りは多いのかもしれないという現実です。それをなんとかしていかなければならない。今こそ一般市民が組合員となって、市民感覚で議論し計画をたてて実行する。それが重要だと思います。(後略)

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賛同者のみなさん、職員の皆さん