3号【通24号】

2015.9.14 あさひかわ福祉生協


あさひかわ福祉生協設立記念講演会に92人が集まりました。

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あいにくのお天気でしたが、市内や近郊から92人の方が集まってくれました。
「診察室の笑顔 お年寄りが語りだす時、何かが変わる~もの忘れ・認知症ケアへの接近~」について、萩原信宏理事長が講演しました。
三年前に六車由美「驚くべき介護民俗学」に触発され、診療の合間に患者さんの家族歴など話を聞き冊子にまとめた。診察室の中で語りだしたとき、笑顔になっていく患者さんに驚きを覚え、笑顔が素晴らしくて写真を撮らせてもらった。認知症治療では良い介護が欠かせない、先生が注目しているユマニチュード(人間らしい介護)は、人間同士の結びつきや絆をつくることを重視する。それには「見る」「話す」「触れる」「立つ」ことが大事な技法、診察室の中でも相手に語ってもらうことを大事にし、信頼関係を築いている。認知症の発症を食い止めるには生活習慣病の予防が有効であることや楽しむことなどについても話されました。会場からは、感嘆や笑い声が出ながら、ゆるやかな、暖かい雰囲気の中、講演が終わりました。

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